
犬の心臓病
column
必要な栄養って?心臓病と手作りごはん
ワンちゃんが毎日食べているご飯。
何かのきっかけで『ドッグフードから手作りご飯にした方がいいのかな?』と思ったことはありませんか?
特に心臓病を抱えるワンちゃんでは、病院やショップで売られている療法食をお勧めする場合がありますが、いつものご飯じゃないから食べない…でも人が食べているものを欲しがるといったことがきっかけで手作りご飯を考えることも。
でも心臓にいいものってなに?どんな栄養を摂ったらいいの?
そんな『?』が思い浮かぶと思います。そこで今回は心臓病のワンちゃんにおける手作りご飯についてお話ししていきます。
手作りで塩分制限

「体にいいものを食べさせたい」「病気がちょっとでもよくなるように食べさせたい」
病気が見つかると、なんとなくこんな風に思う飼い主さんもいるのではないでしょうか?
ワンちゃんには少しでも長生きしてほしいし、そのためにはちょっとでもいいから体にいいことをしてあげたい…そんな思いが手作りご飯に結び付くのではないでしょうか?
でも実際に何をしたらいいのかさっぱり…ですよね。
心臓病のワンちゃんで1番必要なのは『塩分制限』をすること。
この理由は心臓病の食事やおやつのお話でしましたが、塩分を摂り過ぎることによって心臓病を悪化させる高血圧が引き起こされるため。
まずは塩分をしっかり控えることを目標に、それにプラスして高血圧や心臓病の改善に必要な栄養素を摂っていきましょう。
取り入れたい栄養素

では実際に心臓病のワンちゃんではどんな栄養素を摂るとよいのか見ていきましょう。
カリウム
食事、おやつのお話でも出てきた『ナトリウムを排出させる』働きのある栄養素。高血圧の原因である摂り過ぎた塩分(ナトリウム)を体の外に排出させ、血液中のナトリウムを少なくすることができます。
バナナ・メロンなどの果物やさつまいもや里芋などのイモ類、大豆類に多く含まれます。
食物繊維
高血圧の原因の一つ、動脈硬化…これは体内にコレステロールが蓄積されることで起きます。食物繊維は体の中に溜まったコレステロールをくっつけ、体の外へ排出する働きを持っています。
野菜や里芋などのイモ類、きのこや大豆に多く含まれます。
ビタミンB群
ビタミンBの中でも、B6・B12や葉酸。これらのビタミンは血管の健康に必要だと考えられている栄養素です。この他に新陳代謝に深く関わっていて、不足すると代謝が停滞しその結果動脈硬化を引き起こすと考えられています。
B6はレバーやマグロ、B12も同じくレバー、葉酸でもレバーや枝豆などに多く含まれています。
この他にも動脈硬化を予防するビタミンCやビタミンE、カロチンなどを野菜や少量のフルーツから摂取すると良いでしょう。
巷で話題のえごま油などには、動脈硬化を改善させる不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので、出来上がったご飯に少量かけてみるのもおすすめです。
ハードルが高い…と思ったら
手作りご飯のお話をしてきましたが、絶対に手作りご飯じゃないといけない!というワケではないです。手作りご飯は自分で材料を選べて安心感がありますが、ドッグフードと比べると栄養が不足しがちになります。
そこはサプリメントを追加するなどして、不足する栄養素を補いましょう。
一番大切なのは塩分制限なので、作るのがしんどい…と思ったら心臓病の療法食と併用してみましょう。
朝はフード、夜は手作りといった形で塩分制限をするのもOK!
手作りご飯は作り置きして冷凍するのも1つの手です。まとめて作って冷凍し、食べるときに解凍するとラクチンです。
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