
犬の心臓病
column
摂り過ぎ注意!心臓病の食事
ペットショップやホームセンターなどで購入できるワンちゃんのご飯。
以前は病院で取り扱っていたような療法食も、簡単に買えるようになりました。
でも病気を抱えるワンちゃんでは、そのチョイスに頭を悩ませる飼い主さんもいると思います。
心臓病だと言われたけど、ご飯はそのままでもいいの?心臓病用の食事にした方がいいのかな?
今回は心臓病を抱えるワンちゃんのお食事についてお話ししていきます。
心臓病が悪化する?

ドッグフードは近年目覚ましい進化を遂げています。
食材にこだわったものや製法にこだわったもの、食べ付きの良さをアピールしているものなど様々なものが売られていますよね。
どれにしようか迷った…という経験をお持ちの飼い主さんもいると思います。
健康であれば、市販のフード選びに大きな制限はありません。
ワンちゃんが好きなものを決まった量食べてもらえればOKですが、心臓病などの持病がある場合はどれでも…というわけにはいきません。
というのも、健康なワンちゃんを対象にしているフードは、ある成分が多く含まれているものもあり、摂りすぎるとワンちゃんの心臓病を悪化させる危険があるのです。
気を付けないといけないその成分は…『塩分』です。
食べ過ぎNG!

以前、心臓病のステージごとに治療のお話をしましたが、初期の心臓病から重症の心臓病まで共通していることがあります。
それは『血圧をコントロールする』こと。血圧と食事に含まれる塩分には実はとっても深い関係があるのです。
塩分…ちょっとカッコよく言うとナトリウム。ナトリウムはワンちゃんのご飯やおやつに含まれています。
ちょっと想像してみてほしいのですが、塩辛いものやしょっぱいものを食べすぎて、お茶やジュースなどを飲みたくなった経験、ありませんか?
これは体の中でナトリウムの濃度が上がり、濃度を下げようと水分を欲しているのです。
これはワンちゃんでも同じで、ナトリウムを摂りすぎるとお水をがぶがぶ飲むようになります。
飲んだお水は体の中で血液に代わり、全身を流れる血液の量が増えることになります。
血液の量が増えると血圧が上がり、高血圧に。心臓病のワンちゃんでは、弱った心臓で多くの血液を送り出すことになるため、大きな負担になります。
心臓病と診断されたら、ワンちゃんに塩分を取らせ過ぎないようにしましょう。
心臓病の療法食では、高血圧に配慮してフードに含まれるナトリウムの量を減らしてあります。別のフードから徐々にこちらに切り替えていきましょう。
またご飯を手作りしている場合は、塩分制限したレシピでご飯を作ってあげましょう。
ただ、手作りや療法食で塩分制限しているからと言って、いくらでも食べていいわけではありません!
高血圧だけではなく『肥満』も心臓病を悪化させる原因の一つです。ワンちゃんの体型・体重に対して、適切な量を食べさせるように心がけましょう。
ご飯にプラスして
まずは療法食でワンちゃんを高血圧にしないようにすることから始めましょう。ご飯が上手く切り替わったら、もう1ステップ上の自宅ケアを始めませんか?
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心臓で歯周病菌を引き留めやすいドロドロ血液を、サラサラに。血液の流れがよくなることで、菌がくっつきにくくなり心臓を守ります。
ご飯を変えるだけでいいのかな?と思っている飼い主さん!ワンちゃんの心臓が悲鳴を上げる前に、もう1ステップ上の簡単ケア、始めませんか?