犬の心臓病
column
長生きできる?心臓病と寿命のお話
「体調が悪そうで診てもらったら心臓病だった」「毎年受けてた検査で心臓病が判明した」
大切なワンちゃんに大きな病気が見つかったとき、ワンちゃんの体調や今後の治療のこと、他にも様々な不安がたくさん出てくると思います。
『うちの子は生きられるの?』『あと何年・・・』とお別れのことが頭に浮かぶ人もいるのではないでしょうか?
今回はワンちゃんの心臓病の寿命についてお話ししていきます。
亡くなる原因に多い『心臓病』
ワンちゃん、今おいくつでしょうか?
昔に比べワンちゃんも長生きする時代になりました。病院に来るワンちゃんの中にも、20歳という子も!ワンちゃんには元気に長生きしてほしいものです。
でも、長生きする時代になっても、病気でお別れしなければならないケースが多いのも事実。
ワンちゃんの亡くなる原因で多いのは、がん、腎臓病、そして今回お話ししている心臓病です。
心臓病だと分かったとき『突然悪くなって…』と思いがちですが、ワンちゃんの心臓はこっそりとあるものからダメージを受け続けています。
あるもの…それは『歯周病菌』です。
口臭や歯がグラグラするといったワンちゃんのお口トラブルを引き起こす歯周病菌ですが、歯周病菌が悪事を働くのはお口の中だけではありません。
歯周病によって弱った歯ぐきから歯周病菌が入り込み、さらにその中の血管に潜り込んだのち、血流にのって心臓にたどり着きます。
ワンちゃんで多い心臓病・僧帽弁閉鎖不全症は、心臓にたどり着いた歯周病菌が僧帽弁にくっつくことで発生します。
僧帽弁を腫れ上がらせ、ピッタリと閉じなくなるため心臓の中で血液が逆流し、様々な症状を引き起こします。
心臓病は厄介な病気で、症状に気が付いて病院で診てもらうときには重症化してるケースが多く、入院が必要ということもあります。
中には病院に連れてきた時点で手遅れという残念なケースも。
寿命はさまざま
先ほどちょこっと出てきた『重症』というワード。ワンちゃんを蝕んでいる心臓病は、進行具合によって5つのステージに分けられています。どのステージで治療を始めるかによってワンちゃんの寿命は大きく異なります。
治療を始めたワンちゃんの寿命
これは、心臓病のワンちゃんが治療やケアを行った場合の平均寿命をステージごとに表したものです。
「いつも元気!」というような、全く症状が出ていない時期に心臓病を見つけて治療やケアが出きれば、平均で6年以上生きられるのに対し、『おかしいのかな?』と思うようなはっきりした症状が出ている時期から治療を始めた場合33か月と余命は半分以下に。
重症であるステージDで治療を始めると9か月。無症状の時期と比べて約10分の1にまで減ってしまうことに。
心臓病で大切なことは、病気を早く見つけて治療すること。そして次のステージへ行かないように進行を防ぐこと。
無症状のうちから定期的にワンちゃんの心臓を検査してもらったり、お口の中の状態を確認したりしておきましょう。
症状が出ているけど病院に行くことを迷っている飼い主さん、ぜひ一度病院で診察を受けてできるだけ早く治療開始することをお勧めします。
寿命を延ばす『自宅ケア』
定期的な通院や検査に加えて、自宅でもできることがあります。
心臓病の原因である『歯周病菌の殺菌』です。
体の中に入り込む歯周病菌をそのままにしておくと、いくら心臓病のためのお薬を飲んでも根本的な問題の解決にはなりません。
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