
犬の心臓病
column
心臓病のステージ①
心臓病を治療中のワンちゃん、予防に努めるワンちゃん…
どちらの飼い主さんも『大丈夫かな…?』と心配になるシーンは多いと思います。
病気に対するモヤモヤはそれだけではありません。
『悪いって言われたけど、実際どのくらい悪いの?』『病院に行った方がいいのかな?』とワンちゃんの病状がどの段階にあるのかが気になるところです。
心臓病には病状によっていくつかのステージに振り分けられること、ご存知でしょうか?
今回はワンちゃんの心臓病のステージについてお話ししていきます。
あなたのワンちゃんは今どの段階???
全部で5つ!心臓病のステージ

心臓病のステージは全部で5つ。A・B1・B2・C・Dと分けられています。
ステージによって普段の生活で見られる症状が変わり、病院での検査結果にも異常がみられることも。
特にB2から対応が少しずつ変わっていきます。
ここでは心臓病でも初期の段階であるAとB1、それぞれのステージの特徴を見ていきましょう。
ステージA
このステージのワンちゃんでは「ほとんど症状がみられない」のが特徴です。でも油断は禁物!日常生活でこんなこと気になりませんか?
- お口が臭い
- 歯石がびっしりついている
- なんとなく元気がない?と思う日が増えた
- お散歩で歩く距離が短くなってきた
まずは病院で心臓に負担がかかっていないか心筋バイオマーカー(BNP検査)を受けてみましょう。
数値に異常が見られたら、エコー検査、血圧測定などを実施して、隠れ心臓病から心臓病へ悪化させないようにしていきます。
ステージB1
ステージAに比べ「あれ?」っと思う機会が若干増えますが、まだまだ心臓病は本性を隠していて、病院へ行くかどうか迷うような症状がちらほら。- 抱っこするといつも心臓がバクバクしている
- ハァハァする頻度が増えた気がする
- 手足がひんやりしている
ただAと違うのが、聴診器で心臓の音を聞くと微かに雑音が聞こえてくることがあったり、心拍数が80回以上だったりと心臓の異常が確認できます。
Aと同じくBNP検査や血圧検査を実施し、次のステージであるB2へ悪化させないことが大きな目標となります。
(B2以降はコチラ!)
カギは早期発見と自宅ケア!

これら2つのステージは症状が分かり辛く、この段階で病院を受診する飼い主さんは多くはありません。
明らかに「おかしい!」と思ったらそれはもうステージB2以降で、場合によっては亡くなることも。
そんな怖ろしい心臓病からワンちゃんを守るために、できることが2つあります。
まず1つ目はBNP検査を早めに受けること。
症状が出てないうちに心臓の状態をチェックしておくことで、早期発見につながります。
早期発見できれば、治療もその分早く開始することができるので、寿命も大幅アップが見込めます。
もうひとつは、自宅でできるケアを始めること。
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