ガリガリ…ワンちゃんが痩せる理由

2020.05.24


『おやつちょうだい!』『もっと食べたい…』

食べることが大好きなワンちゃんについついおやつをあげていると、あっという間にぷよぷよボディに。肥満は病気やケガにつながるため、ワンちゃんの肥満を気にする飼い主さんをちょこちょこ見かけます。

でも、体重は「増えること」だけを注意していればOKというわけではありません。ご飯を食べているのに体重が減っていくこともあります。

『最近急に痩せた?』
その『痩せ』、実は病気のサインなのかも?!

 

痩せる原因


「ご飯はちゃんとあげているけど、ちょっと痩せてますか?」

診察室で体重を測った際に飼い主さんから、こんな風に聞かれることがあります。ワンちゃんのベストな体型ってどんな状態かご存じでしょうか?

ワンちゃんの脇腹を触ったときに、肋骨の凹凸がギリギリわかるという場合がベストな体型と言えます。触ってみて肋骨が分からないときはちょっと太り気味、逆に肋骨がぼこぼこ出ている場合は痩せています。

ワンちゃんと遊ぶ時などに、ぜひチェックしてみてください。

ワンちゃんの脇腹を触ってみて痩せてる?と思った飼い主さんもいると思います。ご飯をあげているのになぜ痩せているのでしょう?

 

ワンちゃんが痩せる原因には、様々なものがあります。毎日食べている食事が関係していることが多く、量やカロリーがワンちゃんに合っていないということが一番に考えられます。

太った!と思ったとき、誰もが一度はカロリーを気にすると思います。それはワンちゃんも同じで、体を動かすために使われるカロリーに対して、ご飯で得られるカロリーが多いと肥満になりますし、少ないと痩せていきます。

フードの袋に、体重別で与える量が記載されていることがありますが、必要なカロリーはひとりひとり異なります。

記載通りに与えていても痩せている場合は、体重を測ってカロリーを算出しワンちゃんに合った量にしてあげるとよいでしょう。

食餌が関係している場合、ご飯の量を調整することで改善されます。しかし、痩せる原因はこれだけではないのです。

 

実は病気?




体重が異常に減ってきたという場合、病気が疑われます。

痩せる・体重が減るという症状が出る病気には、消化管のトラブル腎不全肝臓の疾患糖尿病など様々なものが疑われます。

今回はそんな病気の中でも「心臓病」のお話をしていきます。

心臓病になると、血液を全身に送り出す『ポンプ機能』が弱くなります。

ヒトもそうですがワンちゃんはご飯を食べて消化・吸収することで血液に栄養分を取り込みます。吸収した栄養分は血流にのって全身に巡りますが、ポンプ機能が弱った心臓では血液を送り出す力が弱く、全身へ十分に血液が行き渡らなくなります。

すると今まで運ばれていた養分も行き渡らなくなり、食べても食べても栄養が行き渡らずに痩せていくのです。

ポンプ機能が弱ることで突然倒れたり少しの運動で体力を消耗するようになるなど、痩せる以外にも症状が出ることがあります。また、心臓病によって食欲がなくなることもあり、栄養状態が悪化してさらに痩せていくこともあります。

 

ご飯の量は適切?

今回は心臓病が原因で痩せるお話をしましたが、先ほどもお伝えした通り『痩せる』という症状を呈する病気は心臓病だけではありません。

急に痩せてきたこと以外にも何かしらの症状が出ていませんか?心当たりがある場合はもちろん、痩せていることが気になる場合も、一度病院できちんと診察を受けましょう。

当院では、心臓病の検査や食事指導を行っております。太ってきたから食事を何とかしてあげたい、痩せてきたから食事を調整したいという食事に対するモヤモヤ、解決しませんか?

ワンちゃんとご来院の上、ぜひスタッフまでお問い合わせください。

犬の心臓病治療についてはこちら


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