歩くのが『しんどい』…散歩を嫌がる理由

2020.03.11


ワンちゃんがお散歩をするときや、楽しそうに遊んでいる様子を見ると微笑ましいですよね。このままずっと元気で生活してほしい…そんな風に思う飼い主さんも多いと思います。

最近、あなたのワンちゃん元気に運動していますか?『すぐ立ち止まる・・・もう歳かな…』と思っている飼い主さん!それは本当に『歳のせい』でしょうか?

本当は、運動することが『しんどい』のかもしれません。

散歩レベルの運動でも『しんどい』。それってもしかすると、病気が絡んでいるのかも?

今回は、運動するとすぐ疲れちゃう・運動するのを嫌がる…そんな『運動不耐』が見られるワンちゃんについてお話ししていきます。

 

『ちょっと待って・・・』立ち止まっちゃうワケ


昔はサクサク歩いて楽しそうにお散歩していたワンちゃんでも、最近はぽつりぽつりとしか歩かなくなって、グイグイ引っ張られていたころが懐かしい…。

年齢を重ねたワンちゃんと一緒に生活していると、こんな風に思うのかもしれません。

また、『うちの子、太ってるから』と運動を嫌がる心当たりがある飼い主さんもいるでしょう。肥満や加齢に伴って運動量が落ちることは、もちろんあります。

 

しかし、原因はそれだけではなく病気が関係していることもあります。

 

例えば関節のトラブル。太った体で運動をするとヒザや股関節などに負担がかかり痛めやすくなります。

ジャンプや高い段差の上り下りなどで首や腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアを起こしている場合もあります。

そのため、お散歩で歩きたいけど痛くて歩けない…とワンちゃんは歩みを止めてしまうのです。

椎間板ヘルニアのような病気が関係していることもありますが、実際にお散歩に行って『息切れする』といった症状が出ている場合、別の病気が絡んでいることがあります。

 

『動きたくない』は『心臓病』のサイン?



ちょっと歩いたら息切れする。肩で息をするように、ゼィゼィと呼吸する。こんな症状が出ているときは『心臓病』が関係している可能性があるので要注意です。

でも心臓病と運動不耐、どんな関係があるのでしょう?

 

以前、むくみのお話をしたことがありますが、そこでお話ししたように心臓の働きは『全身に血液を送り出す』こと。いわば、ポンプのような役割をしています。

内蔵や筋肉などを含め全身に血液を行き渡らせて、酸素を供給しているのです。

心臓病によってこのポンプ機能にトラブルが起こると、1度に全身へ送り出す血液の量が減り、酸素も行き渡らなくなります。

血液の流れも悪くなるため、肺に少しずつ水が溜まっていき、酸素をうまく取り込めなくなります。その結果、少し動いただけでも疲れを感じるようになったり、息切れしたりするのです。

お散歩中に立ち止まり、ハァハァとしきりに呼吸しているのは、暑いだけではなく、足りない酸素を補っているということも考えられます。

 

薬漬けにならないために

『お散歩中、休憩の回数が増えた』
『すぐにバテるようになった』など、あなたのワンちゃん、運動を避けたがっていませんか?

心臓病が関係している場合、運動時の息切れの他にも症状が出ている場合があります。

思い当たる節があれば、一度病院で診察を受けてみましょう。ワンちゃんからの心臓病のサインが出ていても、発見が遅れることで、症状が進んでいて薬が手放せなくなることもしばしばあります。

当院では、春の健康検査のキャンペーンを実施中です。(3/1~4/21まで)

エコー検査やレントゲン検査で『異常なし』と判断されることの多い初期の心不全を血液検査で見つけることができます。

心臓病の初期の場合、薬を使用せずに食事の見直しやサプリメントの使用で、進行を遅らせることが可能な場合もあります。

もちろん、検査だけのご来院もOK!
ぜひこの機会に当院へお越しください。

犬の心臓病治療についてはこちら


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