突然ぱたり…失神の原因

一緒に生活しているワンちゃんが体調不良になると、誰もがびっくりすると思います。

嘔吐や下痢でも血が混ざっている場合などは、病院スタッフでもギョッとすることがありますが、中でも飼い主さんを不安にさせるのは『突然倒れる』という症状。

人で同じことが起きてもびっくりしますが、言葉の通じないワンちゃんが倒れると、『どうしよう!』とパニックになることも。

どうしてこのようなことが起きるのでしょうか?

今回はワンちゃんの『失神』についてお話ししていきます。

 

 

病気?突然倒れるワンちゃんたち

『散歩中に突然倒れました。』

こんな話をしてくれる飼い主さんがたまにいます。

一緒にお散歩をしていて、突然ワンちゃんが倒れたらびっくりしますよね。人と違って救急車を呼ぶわけにもいかないし、一体どうしたらいいのだろう…と楽しかったお散歩が一転、不安だらけに。

何か悪い病気なんじゃないか?
そう考える方は多いのではないでしょうか。

実際に、ワンちゃんが倒れる・失神するという症状が出る病気には様々なものが考えられますが、どんなものが関係しているのでしょうか?

1つ目は『てんかん』。少し難しいお話ですが、脳と神経が関係する病気です。

脳は体を動かすように指令を出したり、手足などで感じ取った感覚を受け取ったり情報処理をしています。この指令や情報は電気で伝わり、通常は電気が規則正しく流れることで体をコントロールしています。

しかし、何らかの原因で電気がたくさん放出されたり、ショートしたりすることで、情報処理や体に対して命令が出せなくなり、動きのコントロールができなくなります。

これがてんかんの起きた状態です。倒れた状態で手足をピーンと突っ張る、泳ぐように手足をバタバタさせるなどの症状出ます。

血液が足りない!心臓病による失神

 てんかんの他に考えられる2つ目の病気は『心臓病』です。

心臓は血液を送るポンプのようなはたらきをしています。送られた血液には酸素や栄養分が入っており、臓器や筋肉などを動かすために使われます。もちろん脳にも血液は供給され、せっせと仕事をしています。

通常は全身を廻っている血液ですが、心臓病になるとポンプ機能が弱くなり一度に送り出せる血液の量が減ります。

すると、臓器や筋肉だけでなく、脳に行き渡るはずの酸素や栄養分も減るため、立ち眩みのような感じでふらついて倒れたり、失神したりすることになります。

激しい運動をしたわけでもなく、室内や散歩中に突然倒れ、倒れてから数分で、ワンちゃんは何事もなかったかのように起き上がることが多いため、飼い主さんを困惑させるようです。

そのままにせず病院へ

急に倒れても、その後ケロッとしているからと言ってそのまま放っておいていいわけではありません。

心臓病が原因の場合、徐々に進行していき最終的には死に至ります。

急に倒れるといった症状が出ている場合、病状が進行していることも考えられるのでそのままにせず、きちんと病院で診察を受けましょう。

ところで、心臓病と歯周病に深い関係があることはご存知でしょうか?

普段何の症状も出てないから大丈夫と思っていても『お口が臭い』『歯石が付いている』など歯周病の疑いがあるワンちゃんは、特に注意が必要です。(詳しくはこちら)

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