時間をかけたカウンセリング

丁寧なカウンセリングで
小さな疑問まで解決

愛犬

位相差顕微鏡の結果に基づいて、1stカウンセリング、4thカウンセリング、メンテナンス・カウンセリングと飼い主さんにわかりやすく、そして丁寧なカウンセリングを行っています。
治療途中で、どうしても通常の歯周治療以上の処置が必要になった場合などでも、必要に応じてご説明やご提案そして、自宅歯磨きの指導をさせていただいています。


治療の流れ
(初診の場合)

30分ほど、予約優先

予約

予約

まずは、電話にて「1stカウンセリング」の予約を入れていただきます。
飼い主さまに納得して治療を受けていただくために、時間をかけた丁寧なカウンセリングが重要と考えています。飼い主さんのご要望をしっかりお伺いさせて頂いた上で、歯科処置を始めていきます。

問診

問診と視診

現在のあなたのワンちゃんの歯石の付着状態やお口のお手入れ状況をお聞きし、現在の歯周病の状態を確認します。

歯周病菌検査

歯周病菌検査
(位相差顕微鏡検査)

口の中が汚い・歯石がいっぱい・歯周病で歯肉から出血しているなど愛犬のお口の状態が悪い場合、その状態で「歯石取り」をするのはかえって危険です。
歯肉炎があれば、歯石取りの最中ずっと痛い状態が続き、最終的は処置ができないこともあります。また、処置中に歯周病菌が血管に入って、全身に巡って菌血症を起こしたり、臓器にダメージを与えたりする可能性があります。
まずは、どれほどの量歯周病菌がいるのか、そしてどれほど活発に動いているか、位相差顕微鏡を使って、歯周病菌の状態を知る必要があります

カウンセリング

1stカウンセリング

現在のお口や歯周病菌の状態から、「どのような治療が必要か?」「自宅ケアはどうしたほうが良いか?」を飼い主さんと一緒に考えて、ワンちゃんにとって最良の治療方法を選択します。

お会計

お会計・ご予約

次回の処置の日を決めて、「歯石取り」の予約を取って頂きます。
特に土曜日・日曜日は予約が1~2ヶ月先まで一杯ということが多いですので、希望日が決まったら早めにご予約をお願いいたします。また、歯周病の状態が非常に悪くて、飲み薬や付け薬が必要な場合がありますので、専門スタッフからお知らせします。

まずは、口腔内環境を整え、無麻酔の歯石取りへ

多くのワンちゃんが歯石がひどく、歯周病菌が多いので、2~3週間、ペリホワイトやAHCMで細菌を減らし、口腔内環境を良くしてから第1回目の無麻酔歯石取りに入ります。

無麻酔歯石取り

無麻酔歯石取り

(20分ほど、完全予約制)

当院の最大の特徴は「麻酔をしないで歯石を根こそぎ取ることができる」ということです。
しかし、特殊な治療であるがゆえに、処置前に色々な「お約束」があります。簡単なことですが、
知っている・知らないだけで今後の治療効果に大きな差が出ます。
麻酔をしない歯石取り、歯石の付着の程度によって2~4回の処置が必要となります。
処置の回数については、1srカウンセリング時もしくは歯石取り実施中にお伝えします。

<予約時間の10分前にはご来院ください。
処置前の問診があります。>

歯石とり

第1回目 無麻酔 歯石とりを実施

歯石とり
  • 初めて「歯石取り」をする場合、ワンちゃんたちは、お口の中に指や器具を入れた途端にビックリするので必ず暴れてしまいます。でも、私たちがワンちゃんと気長にお話しして痛くない事をわかってもらうと、途端に大人しくなり処置を進めさせてもらえます。このやり取りに時間がかかるため、第1回目は、歯のオモテ面を中心に歯石除去をします。(動画で確認できます)
  • 歯石取りの処置時間は約15分です。これ以上長くなると、ワンちゃんにストレスがかかるためです。処置後は獣医師や動物歯科衛生士によって愛犬の現在のお口の状態や、改善するために必要な自宅ケアの方法をお話します。
  • 次回の処置日がお決まりであれば、予約を取っていただいた方が良いです。特に土曜日・日曜日は予約が1~2ヶ月先まで一杯ということが多いですので、希望日が決まったら早めにご予約をお願いいたします。

第2回目 無麻酔 歯石取りを実施

歯石とり

第1回目で取り残した歯の内側(絶側面)を中心に歯石の除去をします。
一般的には、右側の歯の内側と上下切歯の内側の歯石除去、そして全ての歯の外側(頬側面)で第2回目は終了となります。
内側面はタオルを噛んだ状態での処置となりますので、第1回目より手技の難度が数段難しくなります。ここで無理をせず、第2回目の目標は「歯石とりは痛くないんだよ!」と言うことをワンちゃんが理解する時間だと考えています。

歯石とり

歯石とり

第3回目 無麻酔 歯石取りを実施

歯石とり

第3回目の歯石とりの目標は、全ての歯の外側・内側をキレイにすることです。 前回までの処置で、だいぶワンちゃんも歯石とりに慣れてきていますので、隅々までキレイにし、取り残しがないようにします。
3回目の処置が終われば、全ての歯が「ツルツル・ピカピカ」の歯になります。

4thカウンセリング

カウンセリング

第3回目の処置後に、獣医師や動物歯科衛生士によって愛犬の現在の歯周病の状態や、その歯周病を改善するために必要な自宅ケアの方法などのお話があります。
歯石を取っても歯周病がひどい場合には、定期的な病院でのジェット・クリーニング治療をお勧めしたり、自宅での歯磨きの方法についてご提案をさせて頂きます。

カウンセリング

歯周病治療期

(15分ほど、予約優先)

ジェット・クリーニング治療

ジェット・クリーニング治療

ジェット・クリーニング治療

歯周病を根治するためには、「歯石取り」よりも「ジンジバリス菌」などの悪玉歯周病菌を殺菌することが大事です。
つまり、歯石を取っても歯周病菌が、0(ゼロ)になる訳ではありません。歯周ポケットの中で、息をひそめて暴れだす機会を待っているだけです。歯周病菌がいなくなるまで、しっかりと歯周ポケットの洗浄と殺菌を続ける必要があります。
ジェット・クリーニングは、歯ブラシでは洗浄できない歯周ポケットの中の悪玉歯周病菌をしっかりと洗浄・殺菌できます。洗浄・殺菌を続ければ、必ず歯周病菌はいなくなり、歯周病を根治することができます。

  • 01
    口腔内チェック

    口腔内チェック

    歯石の付着の程度や歯肉炎の程度の評価をします。

  • 02
    歯周病菌チェック

    歯周病菌チェック

    位相差顕微鏡を使って、愛犬の「今の歯周病菌」の状態を、飼い主さんと一緒に観察します。
    歯周病菌の状態によって、ジェット・クリーニング治療の必要性や自宅での歯磨きの仕方、歯磨き剤の選択などをを考えていきます。

  • 03
    ジェット・クリーニング治療

    ジェット・クリーニング

    ジェット・クリーニング治療の目的は、自宅歯磨きで洗浄・殺菌できない歯周ポケットの洗浄・殺菌です。悪玉の歯周病菌(レッドコンプレックス菌)は歯周ポケットの中で「ぬくぬく」と生きて悪さをしています。この悪玉の歯周病菌を撲滅しない限り、歯周病は良くなりません。
    歯周ポケットの洗浄・殺菌をすること、それがジェット・クリーニング治療です。

  • 04
    自宅歯磨き指導
    (ブラッシング指導)

    ブラッシング指導

    ジェット・クリーニング治療の前に、歯垢の有無を染色液で飼い主さんにも分かるように「染め出し」をします。染め出しをすることによって自宅での歯磨きで「よくできている所、あまりできていない所」がよくわかります。できていない所があれば、その場所を重点的に歯磨きをしてもらうのと同時に、自宅での歯磨きの仕方について指導します。
    しっかりとした「自宅の歯磨き」ができれば、愛犬の歯周病の改善につながるだけでなく、病院で行うジェット・クリーニング治療の回数も減らすことができます。

予防メンテナンス

(15分ほど、予約優先)

カウンセリング

自宅ケアのチェックとカウンセリング

カウンセリング

歯周ポケットの中の歯周病菌が、キレイに洗浄・殺菌ができ、歯周病が根治すれれば(歯周ポケットが無くなれば)、メインの歯周病治療は、「自宅の歯磨き」へと変わります。6ヶ月~12ヶ月に1回、「自宅の歯磨き」が上手にできているか?磨き残しがないかチェックのために病院に来院して頂きます。

  • 01
    口腔内チェック

    口腔内チェック

    歯石の付着の有無や歯肉炎が起きていないかを評価をします。

  • 02
    歯周病菌チェック

    歯周病菌チェック

    位相差顕微鏡を使って、歯周ポケットの中の「歯周病菌」の状態を、飼い主さんと一緒に観察します。歯周病菌の状態によって、ジェット・クリーニング治療の必要性や自宅での歯磨きの仕方、歯磨き剤の選択などをを考えていきます。

  • 03
    自宅歯磨き指導
    (ブラッシング指導)

    自宅歯磨き指導

    歯周病菌チェックの後、歯垢の有無を染色液で飼い主さんにも分かるように「染め出し」をします。染め出しをすることによって自宅での歯磨きで「よくできている所、あまりできていない所」がよくわかります。できていない所があれば、そこの場所を重点的に歯磨きをしてもらうのと同時に、歯磨きの仕方について指導します。