
これらの症状を軽視したり、見過ごしたりしていると
何の前触れもなく急に発症、
取り返しのつかないことになってしまいます。
これらの症状があるかも?と不安になる場合には、
早めにご来院いただいて、
レーザー治療や自宅マッサージ治療を受けてください。
人間は、もともと「椎間板ヘルニア」を起こしやすい人間は寝ている時以外は、背骨(椎間板)を縦にした状態で生活しているため、いつも椎間板に強い圧力が掛かった状態で生活をしています。
そのようなに圧力が掛かった状態で、重いものを持ちすぎたり、姿勢が悪かったり、腰に負担のかかるスポーツをし続けると、背骨のクッション材として存在する繊維輪が裂けたり、緩んだりして脊髄神経が圧迫され、腰痛、脚の痛みやしびれ、ひどい場合には感覚が無くなってしまったり、足が動かせなくなってしまう事があります。
犬は「椎間板ヘルニア」になりにくいが…
ワンちゃんはと言えば、通常は4本足歩行で生活しているので、背骨は横を向いた状態で生活しています。この横に向いた状態では、背骨(椎間板)にはほとんど負荷が掛からないため、椎間板ヘルニアを起こすことは稀でした。
そう私がインターンであった25年ほど前は、ほとんどのワンちゃんが家の外で飼育されていたため、ジャンプや段差の登り降りがなど、椎間板に圧力がかかる運動は少なかったため、椎間板ヘルニアと言う病気は皆無でした。
人間は、もともと「椎間板ヘルニア」を起こしやすい人間は寝ている時以外は、背骨(椎間板)を縦にした状態で生活しているため、いつも椎間板に強い圧力が掛かった状態で生活をしています。
そのようなに圧力が掛かった状態で、重いものを持ちすぎたり、姿勢が悪かったり、腰に負担のかかるスポーツをし続けると、背骨のクッション材として存在する繊維輪が裂けたり、緩んだりして脊髄神経が圧迫され、腰痛、脚の痛みやしびれ、ひどい場合には感覚が無くなってしまったり、足が動かせなくなってしまう事があります。
犬は「椎間板ヘルニア」になりにくいが…
ワンちゃんはと言えば、通常は4本足歩行で生活しているので、背骨は横を向いた状態で生活しています。この横に向いた状態では、背骨(椎間板)にはほとんど負荷が掛からないため、椎間板ヘルニアを起こすことは稀でした。
そう私がインターンであった25年ほど前は、ほとんどのワンちゃんが家の外で飼育されていたため、ジャンプや段差の登り降りがなど、椎間板に圧力がかかる運動は少なかったため、椎間板ヘルニアと言う病気は皆無でした。
日常生活が椎間板ヘルニアを発症させるでも、現代では外で飼われているわんちゃんの方が少なく、多くの子が室内で飼うようになりました。そうなれば、縦にジャンプする回数も多くなったり、ソファーやベッドに飛び乗ったりと昔ではなかった椎間板への強い負荷が掛かり、繊維輪が裂けたり、緩んだりしして椎間板ヘルニアを起こす子が多くなりました。
1歳を超えると「椎間板」は老化するまた、ワンちゃんの場合、椎間板は1歳を過ぎたころから老化が始まります。椎間板の老化に加え、ぴょんぴょんジャンプばっかりしていたり、階段やソファー、ベッドなどを駆け登ったり、降りたりすれば、椎間板ヘルニアを発症しやすくなります。また、過度の肥満や食生活の乱れ、遺伝、精神・精神的側面(不安、怯え)なども、椎間板ヘルニアの発症に深く関与していることも指摘されています。
ミニチュア・ダックスフンド、トイ・プードル、
フレンチブルドック、コーギー、
ビーグル、シー・ズー、コッカースパニエル、
ペキニーズ、チワワ
椎間板ヘルニアは、椎間板の突出の程度によって
5つの段階に分けられます。
症状 | |
---|---|
グレード 1 |
![]() 背中や首が痛くて動きたくないという状態。だから、ジャンプが出来なくなったり、ソファーやベッドなどの段差の登り降りができなくなったり、抱っこするときに「キャン」と鳴いたりします。 |
グレード 2 |
![]() 痛すぎてなんとかフラフラ歩けている状態。背中や首の椎間板の突出がだんだんひどくなり、神経を押し込んでいるため、後足の踏ん張りが効かなくなったり、前足の力が弱くなったりします。 |
グレード 3 |
![]() 手や足先の感覚が弱くなり「しびれ」ている状態。椎間板の突出がもっとひどくなり、前足や後足が「しびれ」て感覚が無くなった状態。例えるなら、正座しすぎて足先の感覚が無くなった時と同じ。でも、なんとか前足や後足は動かせれる。 |
グレード 4 |
![]() 自分の意識で尿が出ない状態。椎間板が脊髄神経を相当圧迫したため、下半身の感覚がほぼ無くなり、膀胱に「オシッコが溜まっていること」が、わからない状態。そのため、自分の意思でオシッコができなくなり、ポタポタとオシッコが流れ出ている。 |
グレード 5 |
![]() 完全に神経が麻痺して、なんにも感じない状態。最後まで残る「痛みの感覚」も無くなった状態。後足の指の間を爪で強くつねっても、全く痛みを感じない状態。ですから、前足だけでを使って後足を引きずった状態。48時間が勝負の分かれ目!早めの手術が必要。 |
椎間板ヘルニアの初期の段階では、首や背中の痛みによって、元気が無くなります。首の場合は特に、首を動かすと「痛みが強く」なるので、ご飯も食べれなくなることもあります。でも、多くの飼い主さんはそれが「ヘルニアの痛み」が原因とわからず、様子をみられる方が多いようです。
ワンちゃんは人間よりも痛みに強く、痛みをすごく我慢できますので、いつものように「嬉しくてジャンプ」をしたり、「ソファーやベッドなどを飛び乗ったり、降りたり」して、椎間板ヘルニアを悪化させることが多いです。
椎間板ヘルニアが悪化すれば、突然、フラついたり、後足を引きずって歩いたりと病状が悪化します。
最悪の場合、脊髄がドロドロに溶けてしまう「脊髄軟化症」と呼ばれる病気になり、「命を落とすこと」もあります。
先ずは、「何かおかしい」と気付いた時点で「しっかりと安静(ジャンプさせない、散歩禁止、ソファーなどの飛び乗りをやめさせ)」にし、なるべく早く受診し、レーザー治療を受けさせてあげて下さい。
一度、椎間板ヘルニアを起こすと「なかなか完全根治ができない」のが、この病気の特徴です。つまり、一度治ったと思っても、いつものように「ジャンプ」させたり、ソファーやベッドなどを「飛び乗ったり、降りたり」を繰り返させれば、また椎間板ヘルニアを発症させてしまいます。
再発しやすいのが椎間板ヘルニアの特徴。
だから、日々の行動を制限させることが
椎間板ヘルニアにとって最も重要です。
など背骨に負担をかけない生活を心がけるようにすることで、
椎間板ヘルニアが発症する「キッカケ」を減らすことができます。
「縦向き抱っこ」は
椎間板ヘルニアを悪化させる
「縦向き抱っこ」は、やめて下さい。この姿勢で抱っこすると、背骨にすごく負担がかかるため、椎間板ヘルニアを再発しやすくなります。できるだけ、「横向き抱っこ(背骨が地面と水平になるように抱えてあげる)」で、背骨への負担は少なくさせてあげて下さい。
横向き抱っこ
縦向き抱っこ
椎間板ヘルニアは突然発症するので、多くの飼い主さんがビックリして慌てて来院されます。でも大丈夫! グレード3までなら48時間以内にレーザー治療を開始できれば、ほとんどの子が以前のような元気な姿に改善できます。最悪、グレード4でもレーザー治療で70%の確率で回復が見込めます。
でも、椎間板ヘルニアにならないのが、ワンちゃんにとっては一番大切なこと。日常生活の中で「背骨に負担をかけないように」と心がければ、ほとんど発症しないのも椎間板ヘルニアと言う病気。そうです!「ジャンプさせない!」「ソファーやベッドなど登り降りをさせない!」「フローリングで滑るような走りをさせない!」しっかり守って、椎間板ヘルニアにさせないようにしてあげて下さい。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午 前 |
9:00〜12:00 (受付11:30) |
◯ | ◯ | - | ◯ | - | ◯ | ◯ |
お昼休憩 12:30〜13:30 | ||||||||
予 約 |
13:40〜16:00 | ◯ | ◯ | - | ◯ | - | ◯ | ※2 |
午 後 |
16:00〜17:30 (受付17:00) |
◯ | ◯ | - | ◯ | - | ※1 | - |
※1 土曜日の診療時間は16:00〜17:00になります。
※2 日曜日の予約診療時間は13:40〜17:00になります。
※3 予約診療は、歯科診療・皮膚診療のみです。
※4 午前中は、オペや混雑状況に応じて11:00に受付終了する事があります。