犬の心臓病
column
心臓病とお薬のお話
心臓病が思わしくなくて、病院へ通うワンちゃんの中には「お薬毎日飲んでるよ!」という子もいるでしょう。
そんなワンちゃんを見て「できればお薬飲ませたくない…」とお薬に抵抗がある人もいると思います。
中には何種類もワンちゃんにお薬を飲ませていて、「何のお薬??」「飲む必要ある??」と「?」を抱えるケースも。
今回はそんな「大丈夫??」が付きまとう心臓病のお薬についてお話しします。
お薬とプラスする体に優しいサポート、知っていますか?
心臓はヘトヘト!
以前、心臓病の重症度についてお話ししましたが、お薬が必要になるのはステージB2以降。
日常生活で言うと、痰が絡んだような咳が出るとか、すぐに息切れするなど飼い主さんが「あれ?」と思うシーンが増えてくるころです。
このステージ以降の心臓ははっきり言って超グロッキー!!!
僧帽弁がキレイに閉じないせいで、1度のドッキン!で全身へ送り出せる血液の量が減ってしまいます。
だけど心臓はとっても頑張り屋さんなので、『量が送れないなら、回数を増やそう!!』とドッキンドッキンのペースをどんどん上げていきます。
すると血液が送れるようになった代わりに、心臓をドッと疲れが襲います。
でも『ちょっと休憩・・・』と心臓の動きを止めるなんてことできません。
そんなことができたら、死んじゃいますから…。
お薬は『強い味方』
心臓病で疲れてヘトヘト、お休みしたい…と弱った心臓。そんな心臓の状態を助けるのが3つのお薬です。
強心剤
頑張って‘ドッキンドッキン’を繰り返した心臓。ずっとマラソンしてきたような状態です。マラソンとか持久走、思い浮かべてみてください。とにかく疲れて終わったあと動きたくなくなりますよね。
強心剤はそんなヘトヘトで今にもダウンしそうな心臓を補助して、『しっかり拡げてしっかり縮む』という血液を送り出すための動きを改善させます。
血管拡張剤
心臓が頑張って血液を送り出しているのに、行きわたらない…これは血圧が関係しています。私たち人間でもよく聞く『高血圧』がワンちゃんでも起きていて、血管が縮こまること通路が狭くなり血液のめぐりが悪くなっているのです。
血管拡張剤は、血管が縮こまらせる原因を取り除いて、キュッと狭くなった血管を拡げることで血液の巡りを良くします。
ループ利尿剤
心臓病が進行してくると、肺に水が溜まるという症状が出てくることがあります。これは心臓病によって血液の渋滞が起こり、肺の血管から滲み出した水分が溜まることでワンちゃんは溺れたような苦しい思いをします。
この余分な水分を、何とか体の外へ出さないといけません。
そこでこのお薬の出番!腎臓でたくさんおしっこを作るように促して、肺に溜まった余計な水分をおしっことして体の外へ排出します。
また体の中を流れる血液が多いときも、このお薬を使い『おしっこ』として出すことで血液の量が減り、心臓の負担を軽くします。
体に優しいもう一つのサポート
これらのお薬は必ずしも最初から全て使うわけではありません。心臓病のステージやワンちゃんの状態を見ながら、負担にならないように使用していきます。
とは言えお薬はやっぱり…と思う方もいるでしょう。
そんなときはごとふの3ステップセラピー【らくらくジェル・らくらくサプリ・らくらくオイル】!
お薬を飲むほど心臓がダメージを受けた根本的な原因は『心臓に歯周病菌が流れ込んだ』ため!
お口の中の歯周病菌が、歯ぐきやその中の血管を通って僧帽弁で悪さをしているのです。
【らくらくジェル・らくらくサプリ・らくらくオイル】は自然のものからできた体に優しい成分で、お口や体の中に入り込んだ歯周病菌を殺菌。
塗って&食べてワンちゃんの心臓をサポートします。
お薬の量、増えるのヤダなぁと思ってる飼い主さん!お薬が増える前に、自宅でできる心臓ケアでワンちゃんをサポートしてあげませんか?