
犬の心臓病
column
心臓病で咳が出る??ワンちゃんの咳のお話
ワンちゃんの体調不良のサインである『咳』。
「あれ?なんか息の仕方が変??」と思ったり、『痰が絡んでるのかな?』と思わしき音がワンちゃんから発せられていたり…。
最初からその奇妙な現象が『咳』だと気づくのはなかなか難しいのではないでしょうか?
咳というと人間では風邪や喘息を連想しがちですが、ワンちゃんでは心臓病が疑われます。
心臓病で咳??なんで??
症状と病気がなかなか繋がりませんよね。
そこで今回はワンちゃんの心臓病で起こる咳についてお話ししていきます。あなたのワンちゃん、本当は心臓病の咳で苦しんでいるのかも?!
咳が出るのはなぜ?

心臓病で咳が出る…その理由は、心臓と空気の通り道である気管の位置関係にあります。
元々、心臓と気管はご近所同士。
心臓に異常がない、いわば健康なときはお互い距離を保っていますが、心臓病になると心臓側がアプローチ!気管に急接近していきます。
急接近!と言っても、心臓がトコトコ歩いて気管に寄っていくワケではありません。心臓の一部・左心房と呼ばれる部分が風船のように膨らんで距離を縮めていくのです。
左心房が膨らむのにもワケがあって、通常肺から左心房を通って左心室へ流れる血液が、心臓病になると逆流するようになります。
肺からやってきた血液と、左心室から逆流してきた血液の2つの血液が合流することで、左心房は内側から徐々に押し広げられていきます。(心臓肥大)
膨らんだ左心房は、ご近所の気管にアタック!これで気管が刺激され、咳が出るのです。
膨らんだ左心房をそのまま放置しておくと、どんどん大きく膨らんで気管を押しのけるように…。
血液の逆流…原因は?

心臓が大きくなっていくことで、気管を押しのけ咳が出る…ではその心臓病の根本的な原因は一体なんだと思いますか?
それはワンちゃんのお口の中にいる歯周病菌!
最近CMなどでも耳にする機会が増えた歯周病。
その原因である歯周病菌は、ワンちゃんではお口の中を歯石だらけにするだけではなく、口が臭くなったり歯ぐきが赤く腫れて血が出たりともう大暴れ!
しかも、悪さをするのは口の中だけではありません。
口の中で大暴れした歯周病菌。今度は体の中に入り込んで悪さをするために、歯ぐきの中に潜り込みます。
歯ぐきに潜り込んだらあとは血管を探すだけ!血管の中にも入り込み、血流で最終的に心臓へたどり着きます。
心臓へたどり着いた歯周病菌は、心臓の中でも血液の逆流を防ぐ『弁』という部分にくっつきます。
歯周病菌がくっついた弁は腫れあがり、どんどん分厚く、動きもおかしなことに。勝手に開け閉めするようになり、血液が逆流を始めることになります。
心臓内で逆流が起こると先述のように心臓がどんどん大きく膨らんでいきます。
咳がひどい…そうなる前に!
心臓病による咳。放っておくと回数が増えていきます。頻繁に咳が出るようになり、心臓喘息を引き起こすことも。もうお薬をもらっているけど、心臓病でしんどそうなワンちゃんを何とかしてあげたい…。
そんな飼い主さんに、ごとふの3ステップセラピーはいかがでしょうか?
咳が出る根本的な原因である歯周病菌はらくらくジェルで殺菌!ワンちゃんのお口の中の歯周病菌を減らし、心臓の中へ流れていく菌をカットします。
すでに血液内を移動している歯周病菌には、体の免疫を高めて殺菌するらくらくサプリ、歯周病菌を運ぶドロドロ血液をサラサラにして、菌が僧帽弁に引っ付くのを防ぐらくらくオイル。
この3つの簡単自宅ケアで、ワンちゃんの心臓を優しくサポートできます。
『咳がひどくて眠れないみたい。』『一度咳を始めるとなかなか止まらない。』
何もしなければそんな未来が待っています。今日からできるサポートで、そんなしんどい未来からワンちゃんを守ってあげませんか?
