<心臓病治療の特徴>
トリプル・セラピーで心臓の負担を軽減

心臓と腎臓にやさしい3つの治療
「ごとふのトリプルセラピー」

ステージB2まで心不全が悪化すると、僧帽弁の閉鎖不全のために心臓は相当ダメージを受けて弱っています。
この弱ってしまった心臓を補助するために、食事療法やサプリメント療法以外に、強心剤や血管拡張薬という「心臓の動きを助ける」お薬が必要となります。

心臓病心臓病

トリプル・セラピーは、弱っている心臓を助けるだけでなく、 腎臓にやさしい治療なので、お薬を飲んでも「元気でイキイキ」みんな笑顔で過ごすことができます。


寝ている時も
マラソンをしている心臓

心臓

ステージB2以上の心臓は、僧帽弁がキレイに閉じないために全身を流れる血液(循環血液)が少なくなり、そのため心拍数が異常に多くなっています。
心拍数が多くなれば、心臓は寝ている時もマラソンをしているような状態となり、心臓は相当なダメージを日々受けている状態になっています。

トリプル・セラピーで
心臓の負担を軽減
そして腎臓にもやさしい

この疲れきっている心臓を少しでも負担を軽くしてあげる治療が「トリプルセラピー」なのです。 トリプル・セラピーとは、心臓を補助する強心薬ピモペンダンと血液の巡りをよくする血管拡張薬アムロジピン、それに腎臓にやさしい利尿薬トラセミドの3つのお薬を使った治療のことを言います。
このトリプル・セラピーによって弱っている心臓を助けるだけでなく、体に優しい治療(特に腎臓にやさしい治療)なので、元気でイキイキ、みんな笑顔で過ごすことができます。

犬

トリプル・セラピーで使う
3つのお薬

強心薬ピモペンダン(ベトメディン・ピモべハート)

心臓の筋肉に直接作用して心臓の収縮力を高め、ダメージを受けている心臓を補助するお薬です。
最近ではステージB1など心不全の症状が認められない早期の段階でこのお薬を与えることで、心臓の負担が軽減され、長生きできるという報告もあります。

ベトメディン®投与群では、
ACE阻害投与群に比べ

生存期間が2に延長することが確認されました

血管拡張作用(アムロジピン)

血管をゆっくり拡張させ、血圧を下げるお薬です。高血圧は心臓に負担をかけ、病状(ステージ)を悪化させることにつながります。 血管拡張剤であるアムロジピンは、血管を拡張させることで、血液の巡りをよくして心臓の負担を軽くすることができるお薬です。

ループ利尿剤(トラセミド)

腎臓の利尿作用の働きによって、余分な血液を尿として排出させ、心臓の負担を取り除きます。
特に、僧帽弁の閉じ方が悪く、左心房や肺へ逆流した血液(肺水腫)を取り除く効果が高いです。


ステージB2・C・Dの心臓病は、犬ちゃんが寝ている時でも「マラソン」をしている心臓です。
そんな心臓だから、いつも懸命に働いて疲れきっている状態です。

トリプル・セラピーは
そんな疲れている心臓を助けるだけでなく、腎臓にもやさしい治療なのです。
だから、 心臓病を抱えながらもみんな元気に・イキイキ 笑顔が一杯にあふれています!