<心臓病治療の特徴>
原因である歯周病の根治が充実

歯周病と心臓病の関係

犬

ヒトでは、「1日1回の歯磨きより、1日2回以上した方が、心臓病になる確率が1.7 倍も減る」という調査結果が報告されています。つまり、歯磨きをせずに歯周病がひどくなればなるほど、心臓病になるリスクも高くなるということです。
犬も人間と同じです。愛犬の「歯磨き」を毎日される方は少ないので、口の中は歯周病菌がウジャウジャしていて酷い状態になっています。こんな状態では、1.7倍どころかそれ以上の確率で心臓病になってしまうのは当たり前です。


どんな原因で心臓病になるの?

  1. 歯石

    01
    歯石・歯周病を放置すると口の中は、歯周病菌だらけ。

    歯ミガキをせずに歯石・歯周病を放置していると、愛犬のお口の中は「歯周病菌」だらけに。
    歯周病菌が増え続けると、歯肉に炎症が起き、そして出血も見られるようになります。

  2. 心臓

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    出血から血管に入った歯周病菌は、心臓にまで到達。

    出血が起きると、「歯周病菌」は血管の中へ入り、血流に乗って全身へと飛ばされ、最終的には心臓にまで到達します。

  3. 僧帽弁閉鎖不全症の心臓

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    心臓に到達した歯周病菌が炎症を起こし、僧帽弁閉鎖不全症になる

    心臓にまでたどり着いた歯周病菌は、心膜や僧帽弁などに炎症を誘発させます。
    炎症が起きると心内膜や僧帽弁が分厚くなり、結果として僧帽弁が綺麗に閉まらなくなり、血液の逆流が起き、僧帽弁閉鎖不全症という犬に最も多い心不全を引き起こして死に至ります。
    ヒトより犬の方が心臓病の発生が異常に多いのは、歯磨きをせずに歯周病菌を放置しているためです。お口をキレイにしておけば、歯周病菌は増えず、心不全で命を落とすことも少なくなります。


歯周病菌によって分厚くなった
僧帽弁と
正常の心エコー

正常な僧帽弁の心エコー

正常な僧帽弁の心エコー

僧帽弁が薄く正常な厚さである。
そのため、僧帽弁はキッチリと閉まり、左心室から左心房への血液の逆流は起こらない。

歯周病菌によって分厚くなった
僧帽弁の心エコー

僧帽弁の心エコー

歯周病菌が口から飛んで、僧帽弁に付着して炎症を起こし、僧帽弁の先が球状に厚くなってしまった心臓。
そのため、僧帽弁はキッチリと閉まらなくなり、左心室から左心房へ血液が逆流を起こしている。


歯周病ケアが
心臓病の治療で一番大切です

歯周病ケア

僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病は、「歯周病菌」が大きく関与している病気です。 「歯周病菌」は、歯肉の炎症が悪くなれば悪くなるほど、歯肉を突き破って、血液の中に入り、心臓へと飛んでいきます。つまり、歯石でビッシリの犬ちゃんは、毎日毎日心臓病を悪化させる原因を体内に取り込んでいる状態なのです。

こんな状態では、どんなにお薬を使っても、食事に気をつけても・サプリメントを与えても心臓病を改善させることはできませんし、どんどん悪化していくだろうと思われます。

本当に心臓病、特に僧帽弁閉鎖不全症を「悪化させない」・「改善したい」・ステージを下げたい」と思うなら、お薬だけでなく、悪化のもとである「歯周病のコントロール」(歯石処置ならびに歯周病ケア)をするために、定期的なメンテナンスをする必要があると思います。


ごとふの独自の治療で
歯周病を根治

当院の2つの治療で歯周病は治ります

麻酔をしない歯石取り

0101麻酔をしない歯石取り

麻酔をしない歯石取り

私たちは、麻酔を使わずこの20年間で、のべ2万頭以上のワンちゃんを治療してきました。 他の病院やショップで行われているのは、オモテ側(頬側面)しか歯石を除去できませんが。私たちは、独自の進歩により、歯の裏側(舌側面)までキレイに除去することができます。だから、処置後は口臭も無くなり、ピカピカ・ツルツルの歯になります。
また、「体に優しい処置法」だから、本当に歯周病治療が必要な「10歳以上の子」に安心して受けさせてあげることができます。
こちらの動画にて歯石取りの処置の様子を確認することができます。

0202ジェット・クリーニング治療

歯周病検査

顎の骨まで腐らせる歯周病菌は、歯肉と歯の境目にある歯周ポケットで身を守りながら悪さをしています。残念ながら、通常の「歯石取り」や日々自宅などで行う「歯ブラシ」では、この歯周ポケットに住む歯周病菌を洗浄・殺菌することはできません。
ジェット・クリーニング治療は、この歯周ポケットに潜む歯周病菌を「高圧空気と殺菌水、特殊な粉」によって根こそぎ殺菌することができ、その結果、歯周病の治りが飛躍的に向上しました。

歯周病検査

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