犬の歯石とその付着を予防する方法

2019.02.16

 


 

犬があくびしたときや、遊んでいるときにチラリと見える歯。でも見えている部分に実は歯石がついているのかもしれません。放っておくと口臭や歯周病の原因になってしまう歯石。でもどうやって歯石がつかないようにするの?と思っている飼い主さんも多いと思います。今回は歯石とその付着を予防する方法をまとめました。

 





どうやって付着するの?歯石について

犬の口の中を覗いたとき、白いドロドロしたものがついていることがありませんか?実はそのドロドロが歯石の原因になるのです。ではどのように歯石になっていくのでしょうか?

 

 

元々口の中には何種類もの細菌が漂っていて、時間が経過するにつれて細菌同士がくっつきます。くっついた細菌たちは、歯の隙間や根元でネバネバしたバリアを作り、除去されないように貼り付きます。これが白いドロドロの正体で歯垢と呼ばれています。歯垢は歯磨きで除去することができます。

 

歯垢に唾液に含まれるミネラル分がたくさん付着すると、硬く石のようになっていきます。これが歯石で、歯垢に比べるとその硬さは一目瞭然!自宅で除去するのは難しくなります。

 

 

 

ポイントは“石になる前に!”自宅での予防


 

では実際どうやって歯石が付着するのを防げばいいのでしょうか?答えは簡単です。私たち人間は、食後に歯磨きをしますよね?同じように犬も歯磨きで歯垢を取り除くことで、歯石になっていくことを防ぐことができます。ここでは歯磨きをベースにグッズとその使い方についてのご紹介です。

 

 

1) まずはお口を触るところから。初心者編

今まで口を触ったことがない、歯磨きを始めたいけど噛まれそうで怖い・・・と心配されている飼い主さんも多いようです。そんなときは、“口を触る練習”からスタートしましょう。犬に『口を触られても大丈夫』ということを学習してもらうために、最初は指にハチミツや水あめなどをつけて舐めさせ、口の中に触る練習をしましょう。

触ることができたら、褒めてあげましょう。触ることに慣れてきたら、指につけるものを徐々に歯磨きペーストやジェル、歯磨き粉に切り替えていきましょう。


2) お口は触れるけど、ブラシは自信がない・・・中級者編

歯茎に触っても嫌がらないけれど、歯ブラシはまだハードルが高いなとお考えの飼い主さんには、指にはめて使用するタイプの歯磨きシートや、ウェットティッシュタイプのケア用品をおすすめします。シートで歯と歯の根元の境目を拭うように優しく汚れを取ってあげましょう。歯磨き剤を使用している場合、シートに直接付けて塗り込むようにすると効果的です。


3) ケア用品はなんでも使えそう!上級者編

お口は普通に触られるから、そろそろ歯ブラシも挑戦してみたい!という飼い主さんの中には、どんな歯ブラシを選べばいいのかわからないという方、意外と多いのではないでしょうか?買ってみたけど使いにくくてケアを辞めるなんてことにならないように、初めはヘッドが小さいものを選びましょう。

 

具体的には、人間の赤ちゃん用や部分磨き用といったもので、毛も柔らかめのものを選ぶと、歯磨きの際に歯茎を傷つけにくいためおすすめです。ブラシを使う際は軽く握って、優しく歯と歯茎の間を磨くようにしましょう。
すでに日常のケアで歯ブラシを使っている場合は、歯間ブラシで歯と歯の隙間を掃除するとより効果的です。最近は一口に歯間ブラシといっても、バラエティに富んでいるので、ゴムやシリコンなどの柔らかいものを選ぶとよいでしょう。

 




歯石の付着を予防する方法をご紹介してきましたが、毎日のケアを怠ると歯石がたまり、歯周病を引き起こし、最悪の場合歯が抜け落ちてしまうことがあります。また、歯磨きをしていても、磨き残しがあるとそこから少しずつ歯石になっていくので、指や歯ブラシが届きにくい奥歯や裏側も磨けるようになるのが理想です。

もうすでに一度歯石取りをしました。という方は、ここからが頑張りどころです。歯石除去した後に、次の歯石取りまでどのくらい期間を空けられるかは自宅でのケアに左右されます。自分に合った方法で、無理なく歯磨きを続けて、愛犬の健康を守りましょう。

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