
犬のアレルギー治療
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自由すぎる!勝手に出入りする子犬たち
お散歩や旅行など、屋外に出かけるときワンちゃんたちはテンションMAX!!
でもリードやハーネスをつける前に部屋から飛び出すと、思わぬけがや事故に繋がります。
また、お散歩後の泥だらけの足や体を拭かせてほしいのに、勝手に室内に入ってしまって床や壁をドロドロに…なんてことにもなりかねません。
子犬のうちからトレーニングして、落ち着いたお出かけのスタートまたはゴールを目指しましょう。
動作でバレて手が付けられない
子犬もある程度成長すると、飼い主がリードやお散歩バッグを持つことで「お散歩できる!」と興奮し始めます。外出したくてたまらない、そんな気持ちが爆発しているので、いくら「おすわり」や「まて」のコマンドを出しても、それどころじゃないというのが犬側の心情だと思います。
そうなる前に、扉が開いても座らないと扉の向こうには行けないということを覚えてもらいましょう。
「体でブロック」入退室のトレーニング

いきなり外で実施すると、敷地外に出て行ってしまう可能性があるので、まずは室内でのトレーニングが身についてから玄関先でのトレーニングに移りましょう。
子犬がドアに向かって移動したら、飼い主は子犬がドアに近づこうとするのを邪魔しましょう。
ドアと子犬の間を遮断するように立つだけでOKです。子犬に「無断でドアへ移動してはいけない」ということを教えます。
子犬の前に立ちふさがると、子犬は自然と座ります。子犬が座ったら、飼い主はドアを開けてみましょう。
ドアが開いた瞬間に子犬が立ち上がるようなら、もう一度子犬の前に立ちふさがって座らせます。
ドアを開けても座っていられたら、リードやハーネスを持ち出して「OK」と許可を出すコマンドを子犬に掛け、ドアの外に出ます。
座っていられない場合は、ドアをピシャっと閉めて座って待たないと、ドアが閉まって外に行くことができないということを学習させます。
落ち着いてドアの外に出られた後に、「一旦座る」という動作を追加すると、ドアに鍵をかけたり、手足を拭いたりとちょっとした用事を済ませることができるので、飼い主と子犬に余裕があれば覚えるのも一つの手です。
車で移動する際に、大きなケージに子犬を入れている場合も同様にトレーニングすることができます。ケージの中でリードやハーネスを付けたら、一度待たせます。
ケージの扉を開けて、子犬が出ようとしたら飼い主の体でケージの入り口を防ぐか、扉を閉めます。ちょっとでも子犬が待つことができたら、褒めてあげましょう。
日々のお散歩を楽しみにしているワンちゃんたち。
自由すぎる入退室をコントロールして、楽しいひと時にしましょう。
