
犬のアレルギー治療
column
いつでも「ピョンピョン」!子犬の飛び癖
家の中だからまぁいっか!と思っていませんか?
お散歩するようになったり、来客があったりすると、知らない人に飛びついて怪我をさせたり、他のワンちゃんとケンカになったりとトラブルの原因に。
小さいうちに繰り返しトレーニングして、きちんとご挨拶のできるワンちゃんに育てましょう
飛びつきたい!!その理由

子犬が人間に飛びつくとき、一体何をしたがっているのでしょうか?
それはズバリ「あいさつ」です。
子犬は他の犬にあいさつするときに、まず相手の口元に向かっていき、口周りの臭いをかぎ ます。
その後、口をはじめとする顔のパーツをなめるという流れで相手に自分への親しみやすさをアピールします。
こうすることで、相手が攻撃してくることを防ごうとします。人にも同じように挨拶をしようとしますが、人は犬と違って口の位置が高いので、ぴょんぴょん飛んであいさつをしようとしているのです。
「あいさつをしたいけど、高いところに口があるから飛ばざるを得ないなぁ…」というのが子犬側の主張でしょうね。
飛びつかないで「ごあいさつ」
飛びつきで最もトラブルが起きやすいのはお散歩のとき。誰彼構わず人に飛びついちゃう…なんてこともあると思います。
今回のゴールは、人に飛びつかずにあいさつをさせること。子犬にリードをつけて、屋外でトレーニングしましょう。
今回は、他人役として飼い主とは別の人が必要なので、友人や知人に頼んでみるといいでしょう。
- 他人役にはおやつを持たせ、数十メートル離れたところに立ってもらいます。飼い主と子犬は他人役に向かって歩き始めます。
- 他人役が近くなってきたら、一度飼い主が持っているおやつで子犬とコンタクトを取りましょう。コンタクトが取れたら、静かに褒めましょう。
- 他人役と対峙したら、飼い主は子犬にあいさつをするコマンドを出します。相手役は持っているおやつを使い、座るコマンドを出して子犬を座らせます。
- 子犬が座ったら言葉だけで褒め、持っているおやつを渡します。飼い主は静かに見守ります。このとき子犬が飛び跳ね始めたら、他人役はすぐにその場から数歩退いて、子犬が座ったら戻ってきておやつをあげましょう。
- 子犬がおやつを食べている間に、飼い主は他人役と子犬が関わるのをやめさせます。
- 飼い主は持っているおやつで子犬の注意を引き、自分の方へおびき寄せましょう。ここで飼い主に子犬がついてきたら、初めて朗らかに褒めましょう。
- 飼い主がおびき寄せても、子犬がついてこずに他人役に執着している場合は、他人役と子犬の間に体で割って入り、おやつを使って飼い主についてくるように導きましょう。