アレルギーのワンちゃんにとって『最高の食事』とは

『アレルギー用のフードなのに…なんで?』

かかりつけの先生から『食事アレルギー』と診断されると、まずはご飯を変えてみる方が多いようです。

ところが、ご飯を変えてみたもののやっぱり体を痒がって、結局かゆみ止め何度を飲ませる生活…送っていませんか?

 

事実、皮膚専門である当院を受診されるワンちゃんのなかで、食物アレルギーの子はほんの一握り。

食べ物以外の原因で、お肌のトラブルを起こしているワンちゃんの方が多いのです。

 

「でも、それならご飯はどうしたらいいの?」

ワンちゃんのご飯でお迷いの飼い主さんへ、アレルギー用フード以外の解決方法をご紹介します。

 

 

食物アレルギーの症状は?

冒頭で出てきた『食物アレルギー』。

ワンちゃんでは、どのような症状が出るかをチェックしてみましょう。

食物アレルギーは、特定の食べ物を食べてしまったときにでる『アレルギー反応』のことです。

人間でもよく『そばアレルギー』とか、『小麦アレルギー』という方がいらっしゃいますが、ワンちゃんでも同じようなことが起こります。

ワンちゃんの場合、アレルギー反応を示す食べ物を口にすると、全身に痒みを伴う赤い大きな湿疹(じんましん)が現れます。

食べ物によるアレルギー反応は、食べたものが消化されて便として体外に出されること、アレルギー反応を起こす食べ物を口にするのを避けることで、症状は落ち着きます。

つまり、食物アレルギーの子は、原因である食べ物を除去した除去食を食べていれば、症状は出ないはずなのです。

「鶏肉のアレルギーだから、鶏肉が入ってないフードを食べさせているのに、症状がちっとも落ち着かない…。」

そんなときは『食物アレルギー』以外、アレルギー・アトピー性皮膚炎も疑ってみてください。

★Youtubeでも『食物アレルギー』について解説中です!
⇒解説動画はこちら

ワンちゃんのお肌トラブルの原因は
ドッグフードに含まれている

食物アレルギーの原因は『特定の食べ物』ですが

アレルギー・アトピー性皮膚炎の原因は、ドッグフードに含まれる『糖化タンパク質(アクリルアミド)』と呼ばれる物質です。

ドッグフードを作るとき、材料を高温・高圧に晒すことでカリッと美味しく出来上がります。

その時に材料の成分が変質してしまい、お肌のトラブルを引き起こす『糖化タンパク質』も生まれてしまうのです。

糖化タンパク質を食事として体内に取り込めば、腸から吸収されて、お肌の表面に飛んでいくと

お肌の痒み赤み脱毛フケベタベタ感カサカサ感などの症状が出るようになります。

肌トラブルを解決するなら
療法食より『手作り食』

『何を食べても症状が出る…一体どうしたらいいの??』

『もうフードを色々試しすぎて、何が正しいのか分からない…』

もはや何を食べさせたらいいのか分からず、それが原因でワンちゃんと一緒にブルーな気持ちになってしまう飼い主さんは少なくありません。

そんなワンちゃんと飼い主さんを、症状から救い出すご飯があります。

それは『手作り食』です。

飼い主さんご自身で作ってもらう必要があるため若干手がかかるのが難点ですが、この難点に目を瞑れるほど、手作り食にはメリットがあるのです。

手作り食の4つのメリット

1.肌トラブルの原因『糖化タンパク質』の摂取を減らせる

先ほども少し説明しましたが、こんがり香ばしくなるように圧力をかけて高温にさらすことで、糖化タンパク質が生まれます。

ところが、ワンちゃん用の手作り食は糖化タンパク質が発生しにくい『茹でる』という調理方法なので

ドッグフードを食べるより、糖化タンパク質の摂取量をぐーんと減らすことができます。

2.お腹を労わることができる

アレルギーやアトピー性皮膚炎のワンちゃんでは、病気の原因である『糖化タンパク質』によって、腸がボロボロに傷つけられている場合が多いです。

腸に傷ができれば、糖化タンパク質も吸収されやすくなるほか、腸がしっかりとはたらかなくなるため

傷ついた皮膚を治すための栄養や、お肌を潤わせるために必要な水分吸収できなくなります。

このようにダメージを受けた腸には、お腹に優しい『スープごはん』を手作りしてあげることで、お腹を労わることができます。

傷ついた腸を休ませることができるほか、スープによって腸が温まり血行が良くなることで免疫力もUP!

水分もたくさん摂れるので、体の中に溜まった糖化タンパク質や毒素を洗い流す効果もあります。

3.ワンちゃんの好きな食材が使える

お好きなお野菜、お肉、お魚を作って作ることができます。

食物アレルギーのワンちゃんでは、アレルギーを誘発する食べ物を回避することも可能です。

ワンちゃんによっては『グルメ』な子もちらほら。

そんなときも、食材を上手くローテーションさせることで、『食べ飽きてソッポを向く』という心配もぐっと減ります。

4.実は簡単!

『自分で作るのは難しそう』
『ズボラな私でもできる??』

手作り食と聞くと、このように心配される方も多いですが、実はとっても簡単。

材料を切り、お鍋に入れ、ひたひたのお水を加えてコトコト煮込むだけでOK!

たった3ステップで完成する、お料理が苦手な方でも簡単にできちゃうのがワンちゃんの『手作り食』なのです。

味付けナシでもしっかり美味しい…そんなご飯がすぐ作れますよ。

『置き換え』でラクラク!

メリットばかりお話してきましたが、現代人はお仕事・家事・育児・介護など、とにかく毎日忙しい…。

『毎日作るのは無理!』

こんな声も聞こえてきそうですが…ごもっともです。

手作り食を始めたばかりのときや、忙しくて毎日作れないときは

朝はドッグフード・夜は手作り食という形で、毎日のご飯1食分を手作り食に置き換えてみませんか?

毎日作るのが辛いときは、まとめて作るのがオススメ!

お時間のある時にまとめて作って冷凍しておけば、レンジで人肌程度に温めるだけで、ご飯の完成です。

時間に追われている方、お料理ビギナーさんでも無理なく続けることができます。

今回は、ご自宅でも簡単にできる『オススメレシピ』をご紹介します。

材料(体重5kgのワンちゃん用)

  • 豚ロース 22g
  • トマト 15g
  • キャベツ 15g
  • にんじん 15g
  • じゃがいも 65g

作り方

  • 材料を切る
    野菜と豚肉を1cm角に切る
    ★トマトは、ミニトマトや角切りトマト缶などを使うと楽チンです!

  • 煮込む
    ①の具材を鍋に入れ
    ひたひたのお水で煮込む
  • 完成!
    材料に火が通ったら、お皿に盛りつけて完成♪
    ※火傷しないように人肌程度まで冷ましてあげましょう

いかがだったでしょうか。

ワンちゃんのお肌トラブルを改善させるためには、手作り食が最高の食事ということが分かっていただけたかと思います。

もし、手作り食が難しいときは、ごはんを『ベースフード75』に置き換えることで、糖化タンパク質の少ない食事を摂ることができます。

また、スキンケアでお肌表面のトラブルを取り除くことで、お肌の状態は格段に良くなります。

アレルギー用フードで悩み『どうしたらいいか分からない』状況になったら、まずは出来ることから始めてみませんか?

『ベースフード75』『なるはやケア』の詳しいお話は下記バナーよりチェックしてみてください!