アレルギー・アトピーはシャンプーで治るの?


触るとベタベタする…。

撫でただけで毛がゴッソリ抜けるし、フケもパラパラ落ちる。

 

ワンちゃんのアレルギー・アトピーの症状で困るのは、痒みだけではありませんよね。

上記のような、手触り(ベタベタ・パサパサ)やワンちゃんの体臭、脱毛やフケなど様々な症状で頭を抱える飼い主さんが多くいらっしゃいます。

 

そんなアレルギー・アトピーの症状を改善させるのに必要なのが『シャンプーケア』!

シャンプーケアはとっても大事で、するかしないかで治るスピードにも大きく差が出てくること…ご存知でしょうか?

 

X-inducerが原因で、お肌に何が起こる?

以前の記事で、ワンちゃんのアレルギー・アトピーの原因は、ドッグフードに含まれる『糖化タンパク質』というお話をしました。

ドッグフードは材料を高温・高圧に晒すことで、あのカリっと香ばしく出来上がるのですが…

加工と同時に、材料に含まれる成分が変質して、糖化タンパク質(アクリルアミド)も生み出されてしまうのです。

ドッグフードに含まれている糖化タンパク質は、お食事としてワンちゃんのお口から体の中へ入り込み、栄養と一緒に腸から吸収されます。

腸から吸収されると、血液を介して体のあちこちへと飛び散ってしまいます。

この『体のあちこち』という中には、もちろん『お肌』も含まれています。

お肌の表面近くへ糖化タンパク質がたどり着くと、肌トラブルが起きるようになります。

アトピー?アレルギー?

『触るとベタベタするし、本当にくさくて…』
『カサカサして、とにかく抜け毛がすごい』

このように症状に違いがあるのは、糖化タンパク質が悪さする場所に関係があります。

お肌には、

➀お肌の表面をコーティングして、最近の侵入を防ぐための『皮脂』が分泌される皮脂腺

➁天然保湿因子やセラミドが集まった『潤い』を蓄える層

があります。

糖化タンパク質が➀の皮脂腺へ飛んでいくと…

皮脂腺を刺激して通常よりも多くの皮脂を分泌させるようになります。

すると、お肌は油ギッシュに!

ベタベタ肌へと姿を変えてしまいます。

余分に分泌された皮脂は、空気や紫外線を浴びて酸化してしまい、お肌にこびりついたままにすると慢性的な炎症を起こすほか

象のようなゴワゴワ肌
お肌の黒ずみ
激しい痒み

このような症状が出るようになります。

また、ワンちゃんを触った後の手や、抱っこした後の服、寝床などから油っぽいくさ~いニオイが漂うようにもなります。

(アトピー性皮膚炎)

一方、②の潤いを蓄える層へX-inducerが飛んでいくと…

X-inducerが天然保湿因子やセラミドの層を破壊してしまい、お肌の水分をキープできなくなります。

すると、お肌はカサカサの粉吹き状態に!

乾燥肌になってしまいます。

お肌に潤いが無くなると、お肌の防御力も大幅にダウンしてしまいます。

細菌、アレルゲン、花粉といった外部からの刺激にお肌が耐えられなくなるので、

痒みをはじめフケや脱毛ブツブツ(湿疹)といった症状が出るようになります。

(アレルギー性皮膚炎)

『早く治したい!』
それなら、シャンプーケアを始めよう!

『お肌に赤みとか、痒みとか出ているときに、シャンプーした方がいいの?』

当院にご来院いただいた飼い主さんから、よくこのようなお話を伺います。

断言します。

シャンプーケアをした方が絶対に早く治ります!

ご自宅でできる糖化タンパク質対策である『ベースフード75』は、体の内部で起きているトラブルを解決するのが得意なのですが

体の表面で起きているトラブルにはやや力不足だったりします。

そこで必要なのがシャンプーケア

シャンプーケアの良い点は、お肌の表面で起きているトラブルを、簡単に解決してくれるという点です。

①の皮脂腺のトラブルで起こるアトピー性皮膚炎では『過剰に分泌された皮脂』が問題を起こすので…

クレンジング洗浄シャンプーを使って洗ってあげるのがベスト!

ワンちゃんのお肌にこびりついた皮脂という『油汚れ』を、しっかりと洗い流すことで、象のようなゴワゴワ肌や、黒ずみは落ち着いてきます。

②の潤いをキープする層のトラブルで起こるアレルギー性皮膚炎では、『天然保湿因子やセラミドの層が破壊されること』で問題が起きるので…

保湿スプレーを使って壊れた天然保湿因子やセラミドをしっかりと補ってあげるのが正解!

フケブツブツ(湿疹)脱毛といったトラブルを早く改善させることができます。

シャンプーケアで最も大事なこと

『洗ってるけど、すぐベタベタしちゃう…』

このように、ワンちゃんのシャンプーケアが一筋縄ではいかないのは、多くのワンちゃんで、お肌の場所によって脂っぽい部分・乾燥しやすい部分が混在しているためです。

私たち人間の顔で例えると…

アゴまわり・おでこから鼻にかけて(Tゾーン)のように、皮脂が出やすく、あぶら取り紙で押さえたくなる部分もあれば

目の下から頬にかけてのように、カサカサしやすくブツブツが出やすい場所もあります。

ワンちゃんのお肌のトラブルが

・皮脂腺のトラブルで起こるアトピー性皮膚炎

・潤いを蓄える層が壊れたことで起こるアレルギー性皮膚炎

このどちらかによって、シャンプーを行う目的が異なるのです。

「月1でトリミングに行ってるけど、症状が変わらない。」
「毎週家で洗ってるのに、痒みがある。」

この記事をお読みになっている方の中にも、このようながっかり体験をされた方もいるかと思います。

これは、お肌に合ったケアができていなかったことが原因。

大事なのは、お肌の状態に合わせたシャンプーケアをすること。

ベタベタ肌・カサカサ肌、それぞれに合ったケアをすることで、お肌表面のトラブルを改善させることが出来ます。

そして忘れないでほしいのが、『皮脂腺』や『潤いの層』を刺激する糖化タンパク質対策を体の内側からしていくこと。

ご自宅でできる糖化タンパク質対策は、バナーからチェックしてみてくださいね!