
犬の歯石取り
column
ご飯を残しちゃう…意外な原因
「食べることだけが取り柄なんです!」
そんな食欲旺盛なワンちゃん、たくさんいらっしゃいますよね。あっという間にご飯を食べるそのスピード、見ていて気持ちいいものです。
ところが、食欲旺盛なワンちゃんだったのに…
「最近、ご飯食べるの遅くなったなぁ」
「あとちょっとなのに、ご飯を残すなぁ」
こんな風に感じたことはありませんか?
それ、もしかすると『食べたいのに食べられない』のかもしれません!
今回は「お残しワンちゃん」になる原因を探っていきます。
本当は食べたいのに…

冒頭に挙げた
・ご飯は食べるけどスピードが遅くなった
・ちょこっとだけ残す
このような場合に考えられるのが『お口の中の痛み』です。
ちょっと想像してみてください。
私たちも虫歯や歯周病で歯医者さんに行ったり、大きな口内炎できているというときに、モリモリ元気よくは食べられませんよね。
痛みや滲みることでテンションはダダ下がり、食べるなら『ちょこっとだけでいい』という気分になるのではないでしょうか。
ワンちゃんのお口の中でも同じようなトラブルが起き、『食べたいんだけど食べられないよ~』という状況なのかもしれません。
ところで、ワンちゃんのお口の中で痛みがあるって、どういう状況なんでしょう?
お口が痛い!その原因

食べたいのに食べきれない
ゆっくりじゃないと食べられない
そんな状況になるお口のトラブルは大きく分けて2つあります。
それは『歯周病』と『口内炎』!
どちらも菌が原因で起こるお口の中のトラブルになります。それぞれ見ていきましょう。
歯周病
歯周病菌が原因で発生します。歯周病菌が歯ぐきや歯を支える骨を攻撃して溶かすため、強い痛みを引き起こします。
特に、潰したトマトのようにグジュグジュになった歯ぐきや、歯がグラグラして血が出ている部分などは、食べ物やお水が当たるだけで激痛が走るので、食事のペースが遅くなったり、食事自体に興味を示さなくなることもあります。
口内炎
カンジダ菌が原因で発生します。この菌はお口の中や生活環境中に常にいる菌で、ワンちゃんが元気でお口の中の環境が良好なうちは息をひそめています。
ワンちゃんの免疫が下がったり、歯周病菌が増えるなどしてお口の中の環境が悪くなると大暴れして、ほっぺの内側・粘膜部分の広い範囲でただれを引き起こします。
ご飯やお水はもちろん、お肌の上から軽く触られるだけで、とんでもない痛みが走ります。
(口内炎の詳しいお話はこちら)
『食』を取り戻すために!
どちらもこっそりと病気が発生し、症状が出るまでなかなか気が付かないこともありますが、それだけではありません。歯周病菌もカンジダ菌も、食事と一緒に体の中に入り込み、今度は腸で悪さするようになります。
まず腸内に棲んでいる善玉菌をいじめて悪玉菌を増やし、腸内環境を乱します。
そして菌は直接腸の粘膜を傷つけるようになり、傷口から菌だけでなく未消化の食べ物や毒素などを吸収させて、体全体に回ってしまうようになります。(リーキーガット症候群)
そうなると、食欲が…という話だけではなく、心臓病や腎不全、ガンといった病気のリスクがぐーんと上がります。
『前みたいに、モリモリご飯を食べてほしい』
『食欲もそうだけど、病気も心配』
そんなワンちゃんは、Dr.わんダブルで自宅ケアを始めましょう。
Dr.わんダブル 歯磨きジェルは、マヌカ蜂蜜やフルーツ酵素など体に優しい有効成分で、しっかり菌対策&お口の中をスッキリ整えます。
Dr.わんダブル スティックサプリは、お腹を守る善玉菌に欠かせない食物繊維や、傷ついた腸に必要なグルタミンなどの栄養を豊富に配合し、食べるだけで簡単にお腹のサポートができます。
楽しい食事の時間をもう一度…!
ご飯が完全に食べられなくなる前に、ご自宅での簡単サポート始めてみませんか?