
犬のアレルギー治療
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目の周りが真っ赤に!原因と対策
前足を使ってゴシゴシ…!
ワンちゃんのこんなしぐさ、目にしたことはありませんか?パッと見ると「かわいい~」と思いがちですが、よく見てみると目の周りが真っ赤に!
おまけに毛が抜けてパンダみたいになってる!!
かわいい顔が台無しに。愛犬の変貌にぎょっとする飼い主さんもいるのではないでしょうか?
その「ゴシゴシ」、実はアレルギーが原因で目の周りがかゆいのかも!
今回は目の周りのお肌トラブルについてお話ししていきます。
真っ赤に!原因は?

「気付いたら真っ赤になっていて…」
そんなワンちゃんの目の周りのお肌トラブル、その原因はアレルゲンがくっつくことで引き起こされるアレルギー(接触性アレルギー)です。
このアレルギーを起こすワンちゃんのお肌は、砂漠のようにカラカラ!
乾燥して水分が抜け、お肌の表面(角質)がめくり上がってしまいます。
そこへかゆみや赤みを引き起こすような物質(アレルゲン)がくっついて刺激されることで、症状が出るのです。
接触性アレルギーでは足先や口周り、そして目の周りといった部分的に症状が出るのが特徴です。
赤み・かゆみの原因になるアレルゲンですが、暖かくなってくると飛び始めるスギやヒノキといった花粉のほか、黄砂やPM2.5が挙げられます。
中にはワンちゃん自身の目ヤニが目の周りにこびりついてかゆみが起こるケースもあります。
自宅で対策

とは言え、ワンちゃんはお散歩に行きたがるし、痒いのを我慢できずに掻きむしるし…。
日に日に症状が悪化していくのを見ていると、「どうしよう…」と頭を悩ませている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
でも大丈夫!花粉症と同じく、日々の対策で症状を軽減することができます。
まずは目の周りを清潔に保つこと!
ワンちゃんの目から出ている涙や目ヤニ、花粉などのアレルゲンをそのままにしていませんか?
タオルを水で濡らしたあと、ゆるく絞った濡れタオルで目の周りを優しく拭いて取り除いてあげましょう。
お肌にアレルゲンがくっつかないように対策するのも1つの手です!
花粉・黄砂・PM2.5などでかゆみを引き起こすので、お出かけするときには肌保護パウダーをはたき、アレルゲンが肌に直接くっつかないように防御しましょう!
そして歩く場所・環境にも注意。草むらに頭からガサガサ入っていく探検好きなワンちゃんは、できるだけ草むらに入らないこと。
スギやヒノキといった花粉の飛散情報や黄砂・PM2.5の飛来情報をテレビやネットでチェックし、飛散が多いときには散歩を控えるか、タオル拭きを入念に行いましょう。
かゆみがひどいときは
対策をしてお散歩へ。中にはそれでもかゆみが出てしまい、ゴシゴシとこすってしまうワンちゃんもいます。特に散歩のあとは体温が上昇してよりかゆみが起きやすいため、しきりに目の周りを掻いて眼球を傷つけてしまわないように注意が必要です。
どうしてもかゆみが治まらないときには、目の周りを拭き上げたあと、タオルでくるんだ保冷剤で目の周りを冷やしてあげるのもいいでしょう。(保冷剤を直に当てて冷やすのはNG!)
そして一番大切なのが、根本的な原因を解決するということ。
アレルゲンの入り込みやすい乾燥肌を放っておくと、目の周りだけでなく、足先・ひざから下の部分に脱毛を引き起こすなど症状が拡がっていくケースも。
当院では今回お話した目の周りだけといった部分的なお肌トラブルから、全身に症状が出るようなケースまで幅広く対応しております。
当院の診察で、アレルギーの原因の特定だけでなくお肌の乾燥具合もチェック!
シャンプーケアや食事・サプリメントを使った体質改善など、体に優しい治療を行っています。
病院所在地の福岡県以外の方でも、ケア用品『なるはや 3点ケア・セット』やサプリメント『ニコわん』を使って、ご自宅で症状を改善させることが可能です。
定期的に目の周りが赤くなる…。
パンダみたいになっちゃって毛が生えてこない!
そんな目の周りのお肌トラブルでお困りのワンちゃん&飼い主さん、ひどくなる前に当院のケアを始めてみませんか?
