若くして発症も!ヘルニアの種類①(犬の椎間板ヘルニア)|ごとふ動物病院(福岡)

犬の椎間板ヘルニア
column

2019.12.07

若くして発症も!ヘルニアの種類①

 


腰や首を痛める椎間板ヘルニア。

『シニアになってからなる病気』と思われがちですが、実は若いワンちゃんでも発症する場合があることをご存知でしょうか?しかもその椎間板ヘルニアは、犬種が関係していることも…。

今回は若いワンちゃんでも起こりうる『椎間板ヘルニア』についてお話ししていきます。

 

 

飛び出すものの違い!


ここで、椎間板ヘルニアのメカニズムについて軽くおさらいしておきましょう。

背骨と背骨の間には、椎間板と呼ばれる軟骨があります。運動した際などに衝撃を吸収するクッションのような働きをしていますが、激しい運動を繰り返すなど、様々な原因で通常の位置から飛び出てしまうことがあります。

これが椎間板ヘルニアでした。

この椎間板ヘルニアですが、実は飛び出すものによってタイプを2つにわけることができます。今回はそのうちの1つ、ハンセン1型についてお話しします。

 

椎間板は、線維輪と髄核という組織でできているのですが、分かりやすく言うとイチゴ大福のような作りになっています。

 

イチゴ大福を包丁で切ったときの断面を思い浮かべてください。イチゴの部分が髄核、イチゴを包むあんこの部分が線維輪だと思ってください。

椎間板が飛び出すとき、中に入っている髄核(イチゴ)だけが飛び出すのが、このハンセン1型の特徴です。
(ハンセン2型については、また後日お話ししていきますね。)

 

なりやすい?犬種と1型ヘルニア


実はこのハンセン1型は、『軟骨異栄養性犬種』と呼ばれる犬種で遺伝的に椎間板ヘルニアを起こしやすいと言われています。

『軟骨異栄養性犬種』とは一体何でしょうか?

 

これは骨格が作られる際に、通常大きく伸びるはずの骨に障害が起きて骨が伸びなかったり、顔が丸っこくなったりと身体的に特徴が出る犬種のことで、遺伝が大きく関わっています。

ダックスフンドの他にも、コーギー、バセットハウンド、フレンチブルドッグ、ペキニーズ、ビーグル、シーズなど様々な犬種が該当します。

このような遺伝が関係して、これらの犬種では早くて2才前後で椎間板が傷みはじめ、水分が抜けて柔らかさが失われます。

線維輪が硬くなるため、衝撃を受けた際にヒビが入り髄核が飛び出してしまうのです。そのため3才で椎間板ヘルニアを発症することもあります。

ある日突然症状が出て、強い痛みや痺れを伴います。
最悪の場合、後足が麻痺するので手術が必要なことも。また症状が治まっても、再発を繰り返すと言われています。

 

 

生活に気を付けて

子犬から成犬になって落ち着いてくるワンちゃんもいますが、遊びとなると話は別!というワンちゃんもいますよね。

ドッグランで元気に走り回ったり、おもちゃで遊んだりするときは、全力を出しているということも少なくありません。

遊ぶことはとても良いことですが、以前もお話ししたように高いところへの飛び乗りや、ジャンプでの飛び降り、フローリングなどの滑りやすい床で走り回るといった行為は、椎間板に大きな負担となってしまいます。

先ほどの犬種に該当していて心配な場合は、発症を予防することや再発を防ぐことが大切です。

遺伝を変えることはできませんが、日常生活で負担がかからないようにすることは可能ですので、生活環境の見直しを一度考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

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