時間をかけたカウンセリング
正確な検査と丁寧なカウンセリングで
小さな疑問まで解決
心筋バイオマーカー検査(BNB検査)、心臓エコー検査(超音波検査)、レントゲン検査、血圧検査という特殊な検査によって、愛犬の心臓の状態を正確に判断することができます。
その検査結果をもとに、飼い主さんに現在の愛犬の心臓の状態をわかりやすくお伝えするだけでなく、必要に応じて食事療法やサプリメント療法、そして内服治療をご提案やご指導をさせていただいています。
治療の流れ
(初診の場合)
問診と視診
現在の愛犬の心臓の状態を把握するために、まずは今食べている食事やサプリメント、今飲んでいるお薬の内容をお聞きし、愛犬の健康状態を確認します。
歯周病検査
犬の心不全、特に僧帽弁閉鎖不全症は歯周病菌によって起こります。口の中が汚い・歯石がいっぱい・歯肉から出血しているなど、お口の状態が悪い場合には「心臓病の原因である歯周病を治療」することが必要となります。
歯周病菌検査(位相差顕微鏡検査)
口の中が汚い・歯石がいっぱい・歯周病で歯肉から出血しているなど愛犬のお口の状態が悪い場合、お口の中は「歯周病菌」で一杯です。
「歯周病菌」が活発に活動し始めると、歯肉を突き破って血管の中に入り、最終的には心臓の中に住み着き、ダメージを与えます。
心不全を治したいのなら、原因である歯周病菌を心臓の中に入れないことが重要です。
まずは、どれほどの量の歯周病菌がいるのか、そしてどれほど活発に動いているか、位相差顕微鏡を使って、歯周病菌の状態を知って殺菌する必要があります。
心臓検査
愛犬の心不全の進行程度(ステージ)を知るために、心筋バイオマーカー検査(BNB検査)・心臓エコー検査(超音波検査)・レントゲン検査・血圧検査という特殊な心臓検査を行います。
これらの特殊な心臓検査を使って、心不全(僧帽弁閉鎖不全症)の状態(重症度ステージ)を判断することができます。
心筋バイオマーカー(BNP検査)
血液を採取して、その血液を用いて心臓の状態(特に左心系の心筋の状態)を知ることができます。
BNP検査は左心系の心筋に負担がかかった時に、心筋から血液中に排出される心筋疲労ホルモンです。僧帽弁閉鎖不全症など心臓そのものに異常が起きた時や高血圧や動脈硬化など血管にトラブルが起きた時にBNP値が上昇します。この数値が高くなればなるほど、心筋は疲労し心不全が進行していると考えられます。
心エコー検査(心臓超音波検査)
超音波装置を使って、心臓、特に左心房・僧帽弁・左心室・大動脈の構造や血液の流れを検査します。
特に以下の3つの検査(左心房大動脈比(LA/AO比)、左心室の収縮・拡張度合い、僧帽弁の状態と動き)を重点的に検査します。
心エコー検査は痛みが少ない検査なので、愛犬のココロの負担は少ないです。
血圧検査
動物用の血圧測定器を用いて愛犬の血圧を測定します。高血圧は心臓に負担を与え心臓病を悪化させます。また、愛犬が心不全のときに血圧をコントロールするお薬を処方することが多いため、血圧の測定は重要です。
血圧の測定は、人間と同じくオシロメトリック法で計測します。だから、痛みや体への負担がほとんどありません。
レントゲン検査
レントゲン検査によって、心臓の状態や肺の状態、大動脈などの血管系の異常がないか確認します。レントゲン検査は心臓や血管系、肺など全ての状態を一度に確認できるので、総合的な判断ができます。
カウンセリング
4つの心臓検査や歯周病検査によって、現在の愛犬の心臓病の状態、つまり心不全のステージ(重症度)がわかります、この重症度を分類する事によって、あなたの愛犬に「どのような食事が適切なのか」「どのようなサプリメントが良いのか」「どのような内服薬が必要なのか」「自宅ではどのようなことを気を付けて生活していくのか」等をご提案・ご指導をさせていただきます。
お会計・ご予約
次回の再診日を決めて、「心臓病検診日」の予約を取って頂きます。
特に土曜日・日曜日は予約が1~2ヶ月先まで一杯ということが多いですので、希望日が決まったら早めにご予約をお願いいたします。
また、心臓の状態が非常に悪くて飲み薬や貼り薬、自宅での注射治療が必要な場合がありますので、専門スタッフからお知らせします。
治療の流れ
(再診の場合)
01問診と聴診
聴診や体重測定によって愛犬の心臓の状態を把握します。
また、食事療法やサプリメント療法、お薬の投薬はうまく出来たのかお聞きし、愛犬の健康状態を確認します。
02歯周病検査
歯周病菌が心臓病を悪化させます。ご自宅でしっかり歯磨きできたのか、位相差顕微鏡を使って、歯周病菌の状態を把握します。
03心臓検査
必要に応じて心筋バイオマーカー検査(BNB検査)・心臓エコー検査(超音波検査)・レントゲン検査・血圧検査という特殊な心臓検査を行います。
例えば、ステージAの子の場合、1年に1回のBNP検査6ヶ月に1回の心エコー検査と血液検査を行います。詳しくは「ステージごとの治療」のページに記載しています。
定期検診によって、現在の心臓の状態をしっかりと把握できます。
心臓の状態を把握することによって
お薬や食事、そしてサプリメントの量を最適に調節することができます。
この最適な量に調節することによって
「体にやさしい治療」が充実できるのです。
ごとふの治療を行えば、
みんな元気でイキイキ!